政策から、
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- 2024/10/1EBPM国際プロジェクトへ宮木教授らが本邦初参画し、日本語版報告書が無償公開されました
- 2023/12/16毎日新聞社「今年の3冊」(大阪大学 大竹文雄教授選)に宮木教授の新刊が選定されました
- 2023/11/912/6開催OECD PISA最新結果 アジア・ローンチ・シンポジウムを主催します。受付開始しました
- 2023/3/29宮木幸一特任教授が日本経済新聞出版から新刊書籍「意思決定理論とEBPM」を上梓しました
- 2023/1/1京都大学大学院の宮木幸一客員教授が、公共政策大学院の特任教授として着任しました
- 2022/11/24鈴木 寛 教授がモデレーターを務めた日経Well-beingシンポジウムの記事が日本経済新聞に掲載されました
- 2022/10/7鈴木 寛 教授がモデレーターを務めた日経Well-beingシンポジウム「Well-being政策のこれから」が日経ホール(東京都千代田区)にて開催されました
About
ウェルビーイング研究ユニットについて
東京大学法学政治学研究科と経済学研究科は、2004年4月より、公務員をはじめとする政策の形成、実施、評価の専門家を養成する大学院修士課程(専門職学位課程)として「公共政策大学院」を創設しました。この大学院は、同時期に創設された法科大学院と同様、新しく専門職の人材を養成することを目的として設けられた専門職大学院の一つです。法科大学院が法曹の専門家の養成を目指しているのに対し、この公共政策大学院は、広く公共政策に関わる政策プロフェッショナルの養成を目指しています。
2021年6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針にて、「政府の各種の基本計画等について、Well-beingに関するKPIを設定する」とされたことに象徴されるように、GDPのような従来の経済統計に加え、社会の豊かさや生活の質、満足度、プレゼンティーズムといった主観的なアウトカム指標に注目していくことの重要性が増し、関係府省庁が連携してWell-beingに関する取組を推進していく流れができつつあります。
公共政策大学院では2022年1月より、公共政策学・教育政策・医療イノベーション政策・スポーツ政策・政策形成論・熟議などを専門とする鈴木 寛 教授をユニット長として、ウェルビーイング研究ユニットが設立されました。

同大学院の鈴木 寛 教授や宮木幸一シニアリサーチフェロー(京都大学大学院客員教授)らがデータ解析をしてきた内閣府幸福度調査の個票データがあり、内閣府のWell-beingダッシュボードに準拠した11項目(OECDの11項目にならったもの)の満足度に関する国民標準値(日本全体を偏りなくサンプリングした集団の平均値や分布)が得られているため、それらを活かして多くの方に自分自身のウェルビーイング(今後も随時更新されていく最新版の内閣府Well-beingダッシュボード準拠)と国民標準値をフィードバックするなどして内閣府のダッシュボードやその研究成果を多くの方に知っていただき、ウェルビーイングへの関心を高めてもらうことを目標の一つとしています。
またOECDによるBetter Life Indexを参考に作成された内閣府Well-beingダッシュボードを用いた調査結果を見ると、ウェルビーイングを構成する複数の因子の中で、「つながり」の満足度が日本人において低いことが特徴的です。特に高齢化や過疎化が進展している地方自治体においては、都市部から定期的に訪れたり地域にかかわる仕事をするような「関係人口」を増やしそのつながりを維持して経済を活性化すること、また地域住民の中での「つながり感」(Well-beingダッシュボードでのつながり満足度)をはぐくみ、住民のウェルビーイングを高めることは重要な課題となっています。
こうした観点から、つながりを促したり、「つながり満足度」を高める介入方法を検討し、その効果測定を客観的に行って真に有効な介入interventionを明らかにしながら、各種企業とも協力しながらそうした介入の社会実装を通して、国民のウェルビーイングを高めていってもらうことに寄与できればと考えています。

東京大学法学政治学研究科と経済学研究科は、2004年4月より、公務員をはじめとする政策の形成、実施、評価の専門家を養成する大学院修士課程(専門職学位課程)として「公共政策大学院」を創設しました。この大学院は、同時期に創設された法科大学院と同様、新しく専門職の人材を養成することを目的として設けられた専門職大学院の一つです。法科大学院が法曹の専門家の養成を目指しているのに対し、この公共政策大学院は、広く公共政策に関わる政策プロフェッショナルの養成を目指しています。
2021年6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針にて、「政府の各種の基本計画等について、Well-beingに関するKPIを設定する」とされたことに象徴されるように、GDPのような従来の経済統計に加え、社会の豊かさや生活の質、満足度、プレゼンティーズムといった主観的なアウトカム指標に注目していくことの重要性が増し、関係府省庁が連携してWell-beingに関する取組を推進していく流れができつつあります。
公共政策大学院では2022年1月より、公共政策学・教育政策・医療イノベーション政策・スポーツ政策・政策形成論・熟議などを専門とする鈴木 寛 教授をユニット長として、ウェルビーイング研究ユニットが設立されました。
同大学院の鈴木 寛 教授や宮木幸一シニアリサーチフェロー(京都大学大学院客員教授)らがデータ解析をしてきた内閣府幸福度調査の個票データがあり、内閣府のWell-beingダッシュボードに準拠した11項目(OECDの11項目にならったもの)の満足度に関する国民標準値(日本全体を偏りなくサンプリングした集団の平均値や分布)が得られているため、それらを活かして多くの方に自分自身のウェルビーイング(今後も随時更新されていく最新版の内閣府Well-beingダッシュボード準拠)と国民標準値をフィードバックするなどして内閣府のダッシュボードやその研究成果を多くの方に知っていただき、ウェルビーイングへの関心を高めてもらうことを目標の一つとしています。
またOECDによるBetter Life Indexを参考に作成された内閣府Well-beingダッシュボードを用いた調査結果を見ると、ウェルビーイングを構成する複数の因子の中で、「つながり」の満足度が日本人において低いことが特徴的です。特に高齢化や過疎化が進展している地方自治体においては、都市部から定期的に訪れたり地域にかかわる仕事をするような「関係人口」を増やしそのつながりを維持して経済を活性化すること、また地域住民の中での「つながり感」(Well-beingダッシュボードでのつながり満足度)をはぐくみ、住民のウェルビーイングを高めることは重要な課題となっています。
こうした観点から、つながりを促したり、「つながり満足度」を高める介入方法を検討し、その効果測定を客観的に行って真に有効な介入interventionを明らかにしながら、各種企業とも協力しながらそうした介入の社会実装を通して、国民のウェルビーイングを高めていってもらうことに寄与できればと考えています。
Professors
主要教員

鈴木 寛教授
東京大学公共政策大学院 教授
1964年生 東京大学法学部卒後 通産省入省。シドニー大学、山口県庁課長、電子政策課などを経て慶應義塾大SFC助教授に就任。NPO法制定、ボランタリー経済、コミュニティ・ソリューションなどを研究し、卒近代(=GDP至上主義から卒業し、幸福を再定義し、真のWellbeingを追求する時代)の概念提起と卒近代を創る若者育成に邁進。その後、参議院議員12年、文部科学副大臣2期、文部科学大臣補佐官を4期務める。2014年からは東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策・メディア研究科教授(日本初の国立・私立クロスアポイントメント)に就任、現在に至る。副大臣として東日本大震災の対応にあたり、GDP至上主義の問題を痛感、OECD東北スクールの立ち上げなどにも尽力。OECD教育スキル局と「個人のWellbeingと社会のWellbeingを高めるための教育」の普及をめざすOECD教育2030プロジェクトの立ち上げに尽力、現在も同プロジェクトの理事を務める。2016年G7教育大臣会合議長代行として倉敷宣言をとりまとめ、Wellbeingな社会・コミュニティづくりの推進を強調。現在、大阪大学医学部招聘教授、千葉大学医学部客員教授、日本サッカー協会参与、Teach For ALL Global board Member、渋谷スタートアップ・ユニバーシティ学長、豊岡演劇祭実行委員、兵庫県立芸術文化観光専門職大学客員教授、Sailors for Sea Special Advisor、Inochi 未來プロジェクト理事、社会創発塾塾長、与党Wellbeing政策特命委員会WG委員長なども務める。

鈴木 寛教授
東京大学公共政策大学院 教授
1964年生 東京大学法学部卒後 通産省入省。シドニー大学、山口県庁課長、電子政策課などを経て慶應義塾大SFC助教授に就任。NPO法制定、ボランタリー経済、コミュニティ・ソリューションなどを研究し、卒近代(=GDP至上主義から卒業し、幸福を再定義し、真のWellbeingを追求する時代)の概念提起と卒近代を創る若者育成に邁進。その後、参議院議員12年、文部科学副大臣2期、文部科学大臣補佐官を4期務める。2014年からは東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策・メディア研究科教授(日本初の国立・私立クロスアポイントメント)に就任、現在に至る。副大臣として東日本大震災の対応にあたり、GDP至上主義の問題を痛感、OECD東北スクールの立ち上げなどにも尽力。OECD教育スキル局と「個人のWellbeingと社会のWellbeingを高めるための教育」の普及をめざすOECD教育2030プロジェクトの立ち上げに尽力、現在も同プロジェクトの理事を務める。2016年G7教育大臣会合議長代行として倉敷宣言をとりまとめ、Wellbeingな社会・コミュニティづくりの推進を強調。現在、大阪大学医学部招聘教授、千葉大学医学部客員教授、日本サッカー協会参与、Teach For ALL Global board Member、渋谷スタートアップ・ユニバーシティ学長、豊岡演劇祭実行委員、兵庫県立芸術文化観光専門職大学客員教授、Sailors for Sea Special Advisor、Inochi 未來プロジェクト理事、社会創発塾塾長、与党Wellbeing政策特命委員会WG委員長なども務める。

宮木 幸一シニアリサーチフェロー
東京大学公共政策大学院 客員研究員
京都大学大学院地球環境学堂 客員教授
1974年生 灘中学・灘高等学校を経て、2000年慶應義塾大学医学部卒。EBM(根拠に基づく医療)に関心を持ち、2005年同大医学部の公衆衛生学分野(Public Health)で博士号を取得後、京都大学医学部講師、北里大学医学部准教授、国際医療福祉大学医学部教授、名古屋大学予防早期医療創成センター客員教授を経て、現職。障害者の就労支援や主観的生産性を評価するプレゼンティーズム指標の普及支援といった非営利活動と並行し、メンタルヘルス診療や産業医としての助言、内閣府によるウェルビーイング調査個票データの解析、公共政策分野(Public Policy)の研究・社会実践に取り組んでいる。保護犬含む犬6頭の飼育歴を持つ愛犬家、医師、医学博士(Dマル合適格)、関西棋院囲碁四段。EBPM(根拠に基づく政策形成)とコレクティブデシジョンに関する著作「多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM」を日経BP社より2023年3月刊行予定。
宮木教授がEBPMの国際プロジェクトに関わってきた経験と医師(M.D.)・公衆衛生学博士(Ph.D.)としての観点から、「公共」に資する学術情報として公開しているEBPM(エビデンスに基づく政策立案)の観点から望ましいと考える政策例はこちら。
経済産業省RIETIのEBPM研究会のメンバーとして活動する傍ら、国際的なEBPMプロジェクト(Global Commission on Evidence、事務局はカナダのマクマスター大学)の報告書を監訳にも携わり、東京大学の公式ページでも概要が紹介されている(総務省行政評価局のページでも一部ダウンロード可能)。

宮木 幸一シニアリサーチフェロー
東京大学公共政策大学院 客員研究員
京都大学大学院地球環境学堂 客員教授
1974年生 灘中学・灘高等学校を経て、2000年慶應義塾大学医学部卒。EBM(根拠に基づく医療)に関心を持ち、2005年同大医学部の公衆衛生学分野(Public Health)で博士号を取得後、京都大学医学部講師、北里大学医学部准教授、国際医療福祉大学医学部教授、名古屋大学予防早期医療創成センター客員教授を経て、現職。障害者の就労支援や主観的生産性を評価するプレゼンティーズム指標の普及支援といった非営利活動と並行し、メンタルヘルス診療や産業医としての助言、内閣府によるウェルビーイング調査個票データの解析、公共政策分野(Public Policy)の研究・社会実践に取り組んでいる。保護犬含む犬6頭の飼育歴を持つ愛犬家、医師、医学博士(Dマル合適格)、関西棋院囲碁四段。EBPM(根拠に基づく政策形成)とコレクティブデシジョンに関する著作「多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM」を日経BP社より2023年3月刊行予定。
宮木教授がEBPMの国際プロジェクトに関わってきた経験と医師(M.D.)・公衆衛生学博士(Ph.D.)としての観点から、「公共」に資する学術情報として公開しているEBPM(エビデンスに基づく政策立案)の観点から望ましいと考える政策例はこちら。
経済産業省RIETIのEBPM研究会のメンバーとして活動する傍ら、国際的なEBPMプロジェクト(Global Commission on Evidence、事務局はカナダのマクマスター大学)の報告書を監訳にも携わり、東京大学の公式ページでも概要が紹介されている(総務省行政評価局のページでも一部ダウンロード可能)。
Activity
研究活動
Well-being
dashboard
Well-beingダッシュボード
「満足度・生活の質を表す指標群」(いわゆる内閣府Well-beingダッシュボード)は、我が国の経済社会の構造を人々の満足度(Well-being)の観点から多面的に把握し、政策運営に活かしていくことを目的とするものです。

OECDのBetter Life Indexを元に国民生活を11分野に分け、統計データを用いて系統的に一覧できるようになっています。
他の先進諸国でも同様のダッシュボードが運用され(英国10項目、ドイツ12項目、フランス10項目、イタリア12項目、アイルランド11項目etc.)、国際的に標準的なウェルビーイング評価法の一つとなっています。
ドイツなどでは国民対話により市民の意見を反映させており、我が国でも民間の意見を反映させることは有意義と考えられ、内閣府でのダッシュボード改良等に大学や企業の意見を反映させるべく政策提言を行っていきます。

「満足度・生活の質を表す指標群」(いわゆる内閣府Well-beingダッシュボード)は、我が国の経済社会の構造を人々の満足度(Well-being)の観点から多面的に把握し、政策運営に活かしていくことを目的とするものです。
OECDのBetter Life Indexを元に国民生活を11分野に分け、統計データを用いて系統的に一覧できるようになっています。
他の先進諸国でも同様のダッシュボードが運用され(英国10項目、ドイツ12項目、フランス10項目、イタリア12項目、アイルランド11項目etc.)、国際的に標準的なウェルビーイング評価法の一つとなっています。
ドイツなどでは国民対話により市民の意見を反映させており、我が国でも民間の意見を反映させることは有意義と考えられ、内閣府でのダッシュボード改良等に大学や企業の意見を反映させるべく政策提言を行っていきます。



